ボージョレ・ヌーボーは11月の第3木曜日であることは比較的知られていますが、山梨ワインの代表格品種、「甲州」「マスカットベーリーA」の解禁日は11月3日なんです。皆さんご存知でしたか?
そもそも、国産ワインについてあまりいいイメージを持たれていない方も少なくないのではないでしょうか。ワイン=海外という考え、以前の自分もそうでした。
例えば、ワインの代名詞とも言えるフランスに始まり、サングリアのイタリア、近年知名度を上げてきたアメリカ・カリフォルニア、ワイン造りに適した大地と関税の低さからコストパフォーマンスの高いチリや南アフリカなど、海外勢のワインは確かによりどりみどりではあります。
だからと言って、日本のワインも本当に負けていません。そして特に世界品質を目指し日夜努力をしているのが山梨のワイン。山梨ワインは唯一地名を冠することができるブランドでもあります。
さて、「甲州」「マスカット・ベーリーA」がどんなぶどうなのかをご紹介します。
甲州
白ワイン用として日本で古くから栽培されてきた日本固有のぶどう品種です。代表的産地は山梨県勝沼町。生食・醸造兼用の甲州はその爽やかな味わいが世界でも高く評価されている、日本が世界に誇るぶどう品種です。マスカット・ベーリーA
赤ワイン用の原料としてBaileyとMuscut Hamburgを交配して生み出した、日本固有のぶどう品種です。甲州と同様に生食・醸造兼用品種であり、近年著しい品質向上により赤ワイン用の原料として高い評価を受けている、芳醇な味わいを誇るぶどう品種です。
その山梨ぶどうの収穫を喜び、祝い、感謝するお祭りがそう、「山梨ヌーボー」なんです。
と、いう訳で行ってまいりました、日比谷公園。
ものすごい人・人・人。長蛇の列とはまさにこの事。この写真だけでは収まりきらず、反対側にも同じかそれ以上の人たちが並んでいます。時間はおよそ11時頃。下調べをしなかったため大失敗でした。
鉄則1 行くなら前売り券を。11時は避けるべし。
入場数は5000人。そのうち1000枚は前売りで購入することが出来ます。よって自然と前売り専用入場口のほうが空き、当日購入用の受付に人が集中します。
ただし、前売り専用入場口も、11時ごろはそれなりに人が並んでいました。10時開場なので、いっそのこと10時開場ダッシュすることをおすすめします。
または13時頃は入場の混雑もほとんど解消されており、その時間ならほぼ並ばずに入場することが出来ます。ただし販売用のワインは1/3程度売り切れていたのでほしいワインを確実に手に入れるならやはり10時の開場ダッシュをおすすめ。
鉄則2 入場するだけなら無料。グラスは一つでも十分。
少しけちくさいですが、色んな銘柄をたくさん、安く楽しめるお得な方法があります。
実は先ほどお見せした長蛇の列はあくまでも試飲グラスとチケットの受付であって、入場するだけならば並ぶ必要なく会場に入れます。よって、身内に試飲グラスを持っている人が誰か一人いれば、そのグラスで回し飲みすることも出来ます。
更に言えば、試飲グラスとチケット10枚のセットで2000円ですが、追加チケットは10枚1000円なんです。
つまり、二人で入場する際、それぞれグラスを購入するとチケット20枚に4000円必要ですが、グラスを一つだけ購入し、チケットを10枚追加する方法なら3000円で済むんです!これはお得!
いただいたワインたち
参加しているワイナリーは38社。どれも有名なワイナリーで、私たち夫婦もほとんどのワイナリーを見学したことがあります。
今回はお気に入りのワイナリーと、ラベルの印象から試飲対象をチョイスしてみました。
- マンズワイン 甲州房選り新酒
- 敷島醸造 デラウェア
- メルシャン 日本の新酒 甲州
- サンフーズ ワインハート甲州
- サントネージュワイン 甲州スパークリング
- 東晨洋酒「麦藁帽子としおからとんぼ」
- 勝沼醸造 アルガーノ甲州
- 丸藤葡萄酒 ルバイヤート新酒
- スズラン酒造 ソーヴィニヨン・ブラン
- サントリーワインインターナショナル ジャパン・プレミアム マスカット・ベーリーA
- 八代醸造 ニュー甲州路
個人的なお気に入りは、マンズワインの甲州房選り。おみやげに2本お買い上げ。
それにしても都会のビル群と青い空のコントラストが映える下で飲むワインもオツなものです。
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